北陸おでかけパス旅行記
■ 「青春18きっぷ」じゃないよ? 「北陸おでかけパス」 能登・富山・糸魚川 ぶらり旅 ■
ふるさと再発見! 「Japanese Beauty ホクリク」
青春18きっぷ使用期間外(つまり、オフシーズン)に北陸地方を乗り鉄してきた。
7月15日
全国的に大雨で酷い状況だが、とりあえず早朝の段階では大丈夫だった北陸地方。
んじゃ、ブラブラと出発しますか! 今回は「北陸おでかけパス」を利用します。(北陸地区JR全線乗り放題券)
いつも通り七尾線(金沢行き)に乗車する。
そして、数駅過ぎた場所で、元来た路線を戻ることにした。 これには、ちゃんと理由があります。
見よ! これが、JR七尾線 普通列車(683系1000番台)だ!!
以前にも一度紹介したけど、これが普通列車なんかにしたら勿体無いくらい豪華設備! これで、JR七尾駅を目指します。
ちょっと、車内散策してみました。
貫通式特急列車の正体ね。 左側が運転室で右側が貫通通路です。
ちなみに、683系 貫通式タイプ(上記にあるような形)の運転室も見えたので撮って見た。 ・・・ちょっと狭いです。
さて、この普通列車だけど本当に良いのかな?
リクライニングシート&ヘッドレスト付きで、読書灯、自動販売機完備。 しかし、普通列車!
行き先表示もローカルな無人駅ばかり表示されています(笑) 何度も言いますが、普通の各駅停車ですから!!
H2Oをコンビニで買って来たので飲む。 ・・・別の事柄を考えてしまう自分って重症かも?
ねぇ、皆さんも、そう思いますよね? 【 時空管理局御一行様 】 リンディ提督や、エイミィさんって温泉大好きだしね~?
さてさて、アホな真似は置いておいて無事に終点のJR七尾駅に到着する。
七尾~。 七尾~。 ・・・やっぱり、ここまで来たら、えいっ!!
やっちゃった・・・。 でも後悔していない。早朝だし、人少なかったし~。
『街めぐりの達人 設定駅スタンプ』を捺印して、小松行きの電車に乗る。
七尾駅滞在時間およそ12分。 いや、本当にそれだけのためだけに七尾駅まで来てしまったんです。
そして、七尾駅から4駅ほど離れたJR能登部駅で途中下車する。
それじゃあ、お約束の・・・
ちょっと、無理があるみたいけど大丈夫だろう! ところで、これを撮影してたら常駐駅員さんが出てきて一言。
「あなたも、それ好きやね~?」と言って笑っておいでた。
・・・ってことは、他にも同じように誰か実行した人が居るってことですか?!
ちなみに、能登部駅の駅員さんは凄く親切でした。乗り放題切符を提示すると笑顔で路線図を出してきて
「今からなら(北陸)本線に出て直江津とか長浜まで行けるな~?」と笑顔で話していました。
名残惜しいが、到着した金沢行き快速列車に乗り込む。 北陸地方では快速列車は七尾線で1日4本しかないので貴重。
ちなみに、右の画像は能登部駅で撮ったマスコット。 駅がある中能登町の特産物は、おにぎりだからだそうです。
この後、七尾線と北陸本線の分岐駅であるJR津幡駅を越えてJR金沢駅で富山行きの普通列車に乗り換えて一路富山を目指す。
富山駅到着♪ 富山といえば全国的にも有名になってきたアレしかないでしょう!
『富山ライトレール』 見た感じの第一印象としては、「カワイイ!!」の一言。 擬人化したら、なお良い感じかも?(オイッ
時間の都合上、乗車は出来なかったけどライトレールグッズを買ってきてしまいました。(笑)
その反面で廃止された旧JR富山港線。
富山駅の専用ホームは跡形も無く壊されて唯一地下道の入口が分かるだけの状態。
左が現在の状態。そして、右が廃止前の富山港線ホームの地下道入口から1月に撮影した写真。半年で豹変しちゃったな~?
さて、再び北陸本線の普通列車に乗り込み糸魚川経由で筒石駅を目指す。
なんでも良いが、北陸地方の普通列車って急行列車の改造タイプだから座席にある机に『栓抜き』が・・・
ペットボトル主流の現代には必要がないような気が・・・ビールでも飲みます?
列車は順調に進み新潟県に入り交通の難所『親不知』(おやしらず)に入ります。
この区間、黒姫山など飛騨山脈の裾野が、直接日本海に面しているため平地が無い恐ろしい場所なんです。
ちなみに、画像に写る上の高架橋は北陸自動車道。下が国道8号線。どちらも海の上を走っています。
そうこうしている間に新潟県糸魚川駅に到着です。 新潟だけど、ここはJR西日本の管轄です。
普通列車は、休息と運転系統変更作業も含めて約40分間ほど停車します。糸魚川はJR大糸線の乗換駅です。
いや、親切な案内だな~? 大糸線かぁ・・・海ノ口駅(JR東日本)に、一度でも行って見たいな。
そういえば、糸魚川駅の改札にいた駅員さんが妙にテンションが高いことが驚いた。まるで、魚市場の人みたい。
昼食を食べて約40分後、再び北陸本線の普通列車に乗り込み、直江津駅を・・・目指しません。 途中下車します。
ここは、JR北陸本線 頚城トンネル(総延長:11353m)の中間地点にある鉄道トンネルの中!そう、ここは・・・
JR西日本 筒石駅。
日本は広いとはいえ、トンネルの中の駅なんて数えるくらいしか無いです。 列車から降りると駅員さんが出迎えてくれました。
筒石駅の駅員さん曰く・・・
「あと5分くらいホームに居ると良い体験が出来ますよ♪ ・・・ただし、手すりに、しがみ付いて下さいね?」
笑顔で駅員さんに言われて駅員さんは戻ってしまった。最初は何のことかサッパリ見当も付かなかった。
約5分後・・・やっぱり何も起こらない・・・。 駅員さんは何したかったのか? 自分も駅舎に行こうとした、その時
ゴゴゴゴゴ・・・
遠くから何か爆音が聞こえてくる。 ここは鉄道トンネルだぜ?こんな所に何が・・・そう思った次の瞬間
ギューーーーン!!
特急はくたか号が、時速130km/hで通過して来た! 轟音も去ることながら風圧が尋常じゃないんですよ?!
そりゃあ、トンネルの中だもんな・・・冗談抜きで、吹っ飛ばされそうになりましたよ。
こりゃ、たまらん!急いで出口に直行した。
しかし、扉の向こうに待っていたのは・・・
ちょっ・・おま・・・なんじゃこりゃ~~?! 地上に繋がる階段。 あっ、ここトンネルの中だもんな~?
ようやく、長い階段を頂上まで登った。 駅舎は何処だ~?
まだ、あるんかい!? OTL
今度こそ駅舎のある地上部分に出ることが出来た。 ホームからの階段数は、280段もあった。
駅舎に着くと駅員さんから『手作りの筒石駅マップ』を頂いた。 いや、改めて凄い場所だな~?
とりあえず、駅舎の外を散歩してみた。
おっ?! あれは・・・
北陸自動車道 筒石トンネルですか~? 【 能生I.C ~ 名立谷浜I.C/SA間 】
それにしても、また凄い場所に高速道路を建設したんだな~? 改めて見るとスケールの大きさに驚く。
そんな訳で、JR筒石駅でした~♪
最後に「筒石駅名物(?)」 赤い青春18きっぷ(常備券)を購入して旅情日記「ずい道日誌」に書き込みする。
2006年7月15日にWestNozomi名義で書いてきました。 さり気無くブログ紹介も入れてみたり・・・(オイッ
長い階段を再び駅員さんと、話しながら下って駅員さんに見送られて、一路富山駅に戻った。
電車に揺られていると糸魚川駅を過ぎた辺りから睡魔が・・・気が付いた時には・・・
富山駅の2駅前であるJR水橋駅。 あっ・・・駅ネタすること忘れてた・・・。
そんなこんなで、再びJR富山駅に戻ってきた。 そして、今度はJR高山本線 気動車に乗り換える。
高校生など大勢乗せて富山駅を定刻通り発車した。途中、越中八尾駅で大勢の人が降りると・・・
気が付けば車内に残った乗客は、自分一人だけ!!
終点猪谷駅まで乗る変わり者は鉄オタだけですか? そんな訳で、JR西日本とJR東海の境界である猪谷駅に到着。
しかし、岐阜県内の災害による影響のため猪谷駅より先のJR東海エリアは代行バス運転となっています。
猪谷駅より先は第3セクターの神岡鉄道が別線で運行していますが、年度中にも廃止されるらしい。
神岡鉄道は廃止予定、JR東海管轄部分は運行休止中・・・だからといって運行本数が多いわけでもない・・・ローカル線です。
その昔は、神岡鉱山とも呼ばれて人も多かったんでしょうが4大公害が原因で規模縮小されたんですね~?
「終着駅か・・・」 そう寂しい思いもしながら、乗ってきた列車で富山駅にに戻り北陸本線で高岡駅に向かった。
JR高岡駅で次は、JR氷見線に乗り換える。そして一路、氷見駅へ
およそ30分で氷見駅に到着。 氷見市は漫画家「藤子・A・不二雄先生」の出身地なので、あちらこちらにキャラクターが・・・
ちなみに、JR氷見駅は忍者ハットリくん一行に占拠されていました。ニンニン♪(笑)
高岡駅に戻って金沢方面の電車に乗ろうとしたが、時間がある。そこで夕食を食べることに・・・すると面白いものを見つけた。
妙にチャレンジ精神と好奇心旺盛なWestNozomi。 ・・・実際に注文してみた。(「トリビア」ナレーション風に)
これが、そば&うどんミックスの『高岡ちゃんぽん』である。 では、「イタダキマース」
「ごちそうさま」
【感想】 想像していたより、結構美味しかった。 うどん&そばの食感が(いろんな意味で)新鮮でしたよ。
何故、高岡駅にこんな奇抜なメニューがあるのか?それは、日本の「うどん文化圏」と「そば文化圏」の違いが
関係しているらしい。 高岡駅を境に西側は「うどん圏」東側は「そば圏」なんだってて!その違いを見分ける方法は
お店の表示が『うどん・そば』か、『そば・うどん』なのかで、見分けることが出来るらしい。
さて、ラストスパート! JR高岡駅から敦賀行き普通列車に乗り込み一路金沢を通り越して・・・
JR小松駅に到着! 最後の最後に、お約束の・・・
「小松あすか」
絶対、「こいつ馬鹿だよ・・・」そう思った人も居るかもしれません。 つーか、自分でも「オレって馬鹿だな~?」って思ったりした。
本命を言えばJR小松駅も『街めぐりの達人設定駅』なので、スタンプ捺印するのが目的だったんですけどね。
そして、小松駅から折り返して普通列車に乗車して帰路に着きました。
ちなみに、この車内で検札に来た車掌さんに「お客さん凄いね~?」って言われたことは、言うまでも無い。(下車印が押してあった為)
【 合計移動距離 】 : 583.2km
【 推計通常運賃 】 : 10,380円 (約8,880円お得) ※途中下車も含む計算方法
【「街めぐりの達人」スタンプ捺印攻略駅】 : 七尾駅、金沢駅、富山駅、糸魚川駅、越中八尾駅、高岡駅、氷見駅、小松駅